2.準備
1)プロバイダに加入する
 Internetマガジンなど読んで自分の必要とする地域のアクセスポイントを自前もしくはローミングで確保でき、費用がリーズナブルなプロバイダを選びましょう。自分の加入するメールサーバが簡単に他の無料アクセスポイントから接続できる技術とセキュリティを知っているならばアクセスポイントは無関係です。インタネット黎明期には、”俺は海外出張が多いからニフティやAOLのようなパソコン通信は解約してインターネットに加入したよ!なんといってもインターネットは世界中に網の目のようにつながっていてどこからでもアクセスできるからな!”と電車や飲み屋で自慢している人達がいましたが間違いです。ニフティやAOLほどアクセスポイントが充実しているプロバイダは当時IBM(現AT&T)くらいでした。モバイル端末をWindowsやMACに限定するならAOLがおすすめです。モバイルに適したPDA(WindowsCEを含む)にはAOLのクライアントがありません。従って軽いPDAを使うならニフティを含むプロバイダが妥当です。私は、最初、日本のアクセスポイントしか無いプロバイダをつかってUSから1回のアクセスで20$(2200円くらい) を使っていました。その後、AOL、BT−NISと変えてゆき現在のBTの日本法人が運営するMYHarmonixを使用しています。
2)ハードウエアをそろえる
国内、海外どちらでも持ち物は少ないほうがよいです。そして可用性、機動性を重視したものを用意すべきです。旅に出て足りない物は何でも現地調達できるのですが、靴と常備薬、モバイルグッズはあらかじめ用意すべきでしょう。PDA本体はどこでも売っていますが、モデムや変換プラグはなかなか入手できません。秋葉原ならばアイツーモバイル専科で購入するとよいでしょう。モバイル系のブランドでチェックしたいのがPDA本体以外を提供する”ロードウォーリア”はその品種の多さと堅実さが受けています。
○PDA(PC)
○オプション
・私のモバイルスタイル(参考にはならないかな...)色々変遷は有りますが、PDA本体以外は数年来使っているものばかりです。PDAは、TP220(IBM:Windows3.1)->HP200LX(HP:MS-DOS)−>CASSIOPEA(CASIO:WindowsCE)−>Libretto(TOSHIBA:Windows98)−>HP200LX(HP:MS-DOS)と変遷しています。屋外での視認性、長時間バッテリ、小型軽量という機動性重視で選択しています。多機能とデスクトップPCとの真親和性ではLibrettoが最高で、期待外れはCASSIOPEAでしょうか...最もバランスがよいのがHP200LXです。HP200LXにはフラッシュディスク40MBを装着しています。このフラッシュディスク経由で自宅や会社、出先のPCとデータ交換しています。ちなみにスケジュールなどのPIM系はRuputerPRO(SII:DOS)を常用しています。
周辺機器は、国内移動の場合、TU-KA携帯電話(日本全国どこでも1分10円のレートで9.6kbps通信可能)、PDCカードモデムとPDCケーブルです。予備の乾電池は、PDA用とPDC用を常に携帯しています。あとデジタルカメラ(CASIO:QV10A)を持ち歩い ています。画素が少ないですが反応の速さを生かしてメモ代りに使っています。海外移動の場合は、国内モバイルキットに加えてカードモデム2個(メガヘルツ:28.8kbpsとIBM:9.6kbps)、モジュラケーブル2本、ACアダプタ、電源トランス、行き先別電話プラグ変換アダプタ、行き先別電源変換プラグ、モジュラーケーブル2本、電話極性変換コネクタ、モデムセーバー、音響カプラを装備します。カードモデムは、電話回線用で、電話交換機との相性を考えて別ものを2個用意しています。ACアダプタは、カードモデムの消費電力が大きいので使用します。音響カプラはモジュラーが使えない場合や公衆電話を使う場合に使用します。